【弥生シリーズ連携術】会計・給与・Misocaを繋いで「転記作業」をゼロにする方法

会計・経理

「弥生会計を使っているけど、請求書はExcelで作って、売掛金を手入力している…」
「給与計算ソフトの結果を見て、人件費の仕訳を毎月手打ちしている…」
「同じ『弥生』を使っているのに、ソフト同士が繋がっていなくて二度手間だ…」

もしあなたが、弥生シリーズの製品(会計、給与、請求書)をそれぞれ「単体」で使っているなら、それは非常にもったいない状況です。なぜなら、弥生シリーズの真価は、個々のソフトの機能ではなく、それらが「スマート取引取込」という機能を通じて有機的に繋がり、バックオフィス業務の「転記作業」を完全にゼロにする点にあるからです。

この記事では、単なる機能紹介ではありません。「Misoca(請求)」「弥生給与 Next(給与)」「弥生会計(会計)」の3つを連携させることで、あなたの会社の経理業務がどのように自動化されるのか。その具体的な設定方法と、連携によって削減できる“見えないコスト”を、プロの視点で徹底解説します。今日から「手入力」を卒業し、弥生のポテンシャルを100%引き出しましょう。

【定量的根拠】「連携なし」の運用が産む、月間10時間のムダ

まず、ソフトが分断されていることで、どれだけの時間が失われているかを可視化します。

  • モデルケース:従業員10名の小規模法人(弥生会計ユーザー)
  • 請求書発行:月間50件(Excel作成 → 会計ソフトへ売掛金手入力)
  • 給与計算:月1回(他社ソフト/Excel → 会計ソフトへ人件費手入力)
作業プロセス(連携なし) 内容 月間作業時間
① 請求データの転記 発行した請求書を見ながら、弥生会計に「売掛金 / 売上」の仕訳を一件ずつ入力。 50件 × 5分 = 250分
(約4.2時間)
② 入金消込の確認 通帳を見ながら、入金があった請求書を探し、弥生会計で消込仕訳を入力。 50件 × 3分 = 150分
(約2.5時間)
③ 給与仕訳の入力 給与明細の合計表を見ながら、「給与手当」「法定福利費」「預り金」などの複雑な複合仕訳を入力。 30分 × 2回(給与・賞与) = 60分
(1.0時間)
④ ミス発生時の修正 金額の打ち間違いや、貸借の不一致を探して修正する時間。 月間 約2時間と仮定
合計   約10時間

この試算では、単なる「転記」という生産性のない作業に、毎月10時間(年間120時間!)もの時間が費やされています。時給2,500円換算で、年間30万円の損失です。弥生シリーズで統一し、連携させるだけで、この時間はほぼゼロになります。

【連携1】Misoca → 弥生会計:売上・回収の完全自動化

請求書作成サービス「Misoca」と「弥生会計」の連携は、経理業務の中で最も効果を実感しやすい部分です。

連携の仕組み:YAYOI SMART CONNECT

Misocaで請求書を発行し、「弥生へ送信」ボタンを押すだけ。これだけで、以下の処理が自動で行われます。

  • 売掛金の計上:請求書の日付、金額、取引先名、勘定科目(売上高)が、自動的に弥生会計の仕訳として登録されます。
  • 入金消込の自動化:さらに、弥生会計が銀行口座と連携していれば、「Misocaの請求データ」と「銀行の入金データ」を自動でマッチング。「回収済み」の仕訳まで自動で提案してくれます。

これにより、請求書を作った瞬間に、会計処理の9割が終わっている状態になります。

Misoca(みそか)

【連携2】弥生給与 Next → 弥生会計:複雑な人件費仕訳の自動化

給与計算の仕訳は、「基本給」「通勤手当」「社会保険料(会社負担分・本人負担分)」「源泉所得税」などが入り混じり、非常に複雑です。手入力はミスの温床です。

連携の仕組み:給与・賞与仕訳の自動転送

「弥生給与 Next」で給与計算を確定させ、「会計へ転送」の設定をしておくだけで、これらの複雑な複合仕訳が、正しい勘定科目で弥生会計に自動転送されます。

  • メリット:「預り金」や「法定福利費」の計算ミスがなくなります。また、部門別の給与計算を行っている場合、部門ごとの仕訳も自動で作成されるため、管理会計の精度も向上します。
弥生給与 Nextはこちら

【導入ガイド】連携を前提とした「弥生エコシステム」の作り方

これらの連携メリットを最大化するためには、以下の構成をお勧めします。

業務 推奨ソフト 連携のポイント
会計 弥生会計 オンライン
(または やよいの青色申告)
すべてのデータの集約地。銀行口座連携も必須設定。
請求 Misoca Excel請求書は廃止。「スマート取引取込」設定をONにする。
給与 弥生給与 Next 手計算・Excelは廃止。まずはセルフプラン等で低コストに導入。

これらはすべて「弥生ID」一つで管理でき、ログインの手間もありません。バラバラのメーカーのソフトを無理やり繋ぐのではなく、最初から繋がるように設計された「純正シリーズ」で固めることが、システムトラブルを減らし、業務を安定させる秘訣です。

やよいの青色申告オンライン

結論:「弥生」を使うなら、単体利用は損でしかない

弥生会計は、単体でも優れたソフトですが、Misocaや弥生給与 Nextと連携させた時に、真の「業務効率化ツール」へと進化します。もしあなたが今、弥生会計を使いながら、請求書や給与計算を別の方法で行っているなら、それは本来得られるはずの「月間10時間の自由時間」を捨てているのと同じです。

それぞれのツールは無料体験や初年度無料キャンペーンを行っています。まずは一つずつ連携を試し、その圧倒的な「楽さ」を体感してみてください。

インストール型の弥生会計でも連携できますか?

はい、可能です。インストール型の「弥生会計 24」なども、「スマート取引取込」機能に対応しています。ただし、インターネットに接続されている必要があります。クラウド版(弥生会計 オンライン)の方が、設定がより簡単でスムーズです。

連携設定は難しいですか?

いいえ、非常に簡単です。基本的には、各ソフトの「連携設定」メニューから、利用している「弥生ID」でログインし、連携を許可するだけです。プログラミングなどの専門知識は一切必要ありません。公式のサポートガイドも充実しています。

Misocaで作成した請求書を修正した場合、弥生会計のデータも修正されますか?

自動では修正されません。Misocaで請求書を修正・削除した場合は、弥生会計側でも該当する仕訳を手動で修正・削除するか、一度仕訳を削除してから再度Misocaから送信し直す必要があります。二重計上を防ぐため、運用ルールを決めておくことをお勧めします。

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