はじめに:会計ソフト導入おめでとうございます!最初の1ヶ月が肝心です
この度は、会計ソフトの導入、誠におめでとうございます! これで、面倒な経理業務から解放され、事業を成長させるための大きな一歩を踏み出しました。
しかし、多機能な会計ソフトを前に、「何から手をつければいいのか分からない…」と不安に感じている方も多いのではないでしょうか。ご安心ください。最初の1ヶ月でやるべきことは、実は決まっています。
この記事では、会計ソフト導入後の「最初の1ヶ月」で必ずやっておくべき7つのことを、具体的なステップに沿って解説します。この通りに進めれば、スムーズに会計ソフトを軌道に乗せることができます。
会計ソフト導入後の初月にやるべき7つのこと
ステップ1:基本情報(初期設定)を完了させる
まずは、あなたの会社や事業の基本情報をソフトに登録します。これはいわば、会計ソフトの「自己紹介」です。法人であれば会社名、住所、会計年度(期首月)、個人事業主であれば屋号や事業内容などを正確に入力しましょう。この設定が、今後のすべての会計処理の基礎となります。
ステップ2:銀行口座・クレジットカードを連携する
クラウド会計ソフトの最も強力な機能が、この「口座連携」です。事業で使っている銀行口座(法人口座や事業用口座)やクレジットカードを連携させましょう。一度連携すれば、日々の取引明細が自動でソフトに取り込まれるため、記帳の手間が劇的に削減されます。
ステップ3:過去の取引明細を取り込む
もし期の途中からソフトを使い始める場合は、期首から現在までの取引明細を取り込む必要があります。多くの会計ソフトでは、インターネットバンキングからダウンロードしたCSVファイルなどをアップロードすることで、過去の明細も一括で取り込むことができます。
ステップ4:勘定科目の設定を確認・カスタマイズする
会計ソフトには、一般的な勘定科目があらかじめ設定されています。しかし、あなたの事業特有の経費などがあれば、分かりやすいように新しい勘定科目を追加しておくと、後の管理が楽になります。まずはデフォルトの設定を確認し、必要に応じてカスタマイズしましょう。
ステップ5:簡単な取引をいくつか手動で登録してみる
口座連携に頼るだけでなく、現金での経費支払いや、連携できない口座からの支払いなど、簡単な取引をいくつか手動で登録してみましょう。実際に手を動かすことで、ソフトの基本的な操作方法を体で覚えることができます。
ステップ6:請求書を作成・発行してみる
多くの会計ソフトには、請求書の発行機能も備わっています。取引先情報を登録し、テストとして一枚、請求書を作成してみましょう。作成から送付までの一連の流れを体験しておくことで、実際の業務でもスムーズに対応できます。
ステップ7:サポート体制を確認しておく
最後に、困ったときにどこを見れば良いかを確認しておきましょう。多くのソフトには、使い方を解説したヘルプページや、チャットでの質問機能が用意されています。いざという時に慌てないよう、サポートページの場所や使い方を一度見ておくと安心です。
もし、まだ導入するソフトに迷っているなら
この記事で解説した初期設定や口座連携のしやすさは、ソフトによっても異なります。もし、あなたがまだどのソフトを導入するか最終決定できていないなら、以下の3つの主要なクラウド会計ソフトがおすすめです。どれも無料のお試し期間があるので、実際に触ってみて、自分に一番合ったソフトを選ぶのが良いでしょう。
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まとめ:最初の1ヶ月を乗り切れば、経理は「自動化」する
会計ソフトの導入は、最初の設定が少しだけ手間に感じるかもしれません。しかし、この最初の1ヶ月を乗り切れば、あとは日々の取引が自動で記録されていく「経理の自動化」の世界が待っています。
焦らず、一つひとつのステップを確実にこなしていきましょう。この記事が、あなたのスムーズなスタートの一助となれば幸いです。
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