はじめに:請求書発行ソフトで面倒な請求業務から解放されよう
個人事業主や中小企業の経営者にとって、毎月の請求書作成は、重要だけれども時間のかかる悩ましい業務の一つではないでしょうか。
特にExcel(エクセル)で一枚一枚手作りしていると、「うっかり入力ミスをしてしまった」「過去の請求書を探すのが大変…」といったトラブルも起こりがちです。
しかし、請求書発行ソフトを導入すれば、そうした面倒な作業から解放され、ミスなく、スピーディーに請求書を作成できます。さらに、2023年10月から始まったインボイス制度や、電子帳簿保存法といった複雑な法令にも、ソフトが自動で対応してくれるため安心です。
この記事では、数ある請求書発行ソフトの中から、あなたに最適な一本を見つけるためのポイントと、おすすめのソフトを徹底比較してご紹介します。
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【2025年最新】請求書発行ソフトを選ぶ3つの重要ポイント
自分に合ったソフトを効率的に見つけるために、まずは絶対に外せない3つの選定ポイントを確認しましょう。
1. 対応している機能は十分か(見積書・納品書・領収書)
請求書だけでなく、見積書や納品書、領収書なども一元管理できるソフトを選ぶと、業務全体の効率が劇的にアップします。作成した見積書からワンクリックで請求書に変換できる機能などがあると、転記ミスも防げて非常に便利です。
2. 料金プランは事業規模に合っているか(無料プランの有無)
請求書発行ソフトの料金は、月額無料のものから数千円のものまで様々です。まずは無料プランで使い勝手を試し、ビジネスの成長に合わせて有料プランに移行するのが賢い選択です。毎月の作成枚数や登録できるメンバー数などを確認し、事業規模に合ったプランを選びましょう。
3. インボイス制度・電子帳簿保存法に対応しているか
現在のビジネス環境において、法令対応は必須条件です。インボイス制度に対応した「適格請求書」が簡単に発行できるか、電子帳簿保存法の要件を満たしてデータを保存できるかは、必ずチェックしてください。信頼できるソフトを選べば、法改正のたびに自分で調べる手間が省け、本業に集中できます。
【徹底比較】個人事業主・中小企業におすすめの請求書発行ソフト5選
それでは、上記の3つのポイントを踏まえ、本当におすすめできる請求書発行ソフトを5つ、特徴ごとにご紹介します。
1. freee請求書
会計ソフトとの連携で経理全体を自動化したいなら
会計ソフトの最大手であるfreeeが提供する請求書発行サービスです。会計freeeと連携させることで、請求書発行から入金管理、会計帳簿への反映までが完全に自動化され、経理業務にかかる時間を大幅に削減できます。
- 特徴: 圧倒的なシェアと、会計ソフトとのシームレスな連携
- 料金: 有料プラン(会計ソフトとセット)
- こんな人におすすめ:
- すでにfreee会計を利用している、または導入を検討している
- 請求業務だけでなく、経理全体の効率化を目指している
- スタートアップやIT系の事業者に人気
2. マネーフォワード クラウド請求書
バックオフィス業務をまとめて効率化したい堅実派に
マネーフォワード クラウドシリーズの一つで、会計や経費精算など、他のサービスとの連携が強みです。使いやすいインターフェースと、事業規模に合わせて選べる豊富なプランが魅力です。
- 特徴: マネーフォワード経済圏のサービスとの強力な連携
- 料金: 無料プランあり/有料プランも充実
- こんな人におすすめ:
- マネーフォワードの他サービスを利用している
- シンプルな操作性を重視する
- 企業の成長に合わせて機能を拡張していきたい
3. Misoca(ミソカ)
まずは無料で手軽に始めたい個人事業主の強い味方
会計ソフトの老舗「弥生」が運営する請求書作成ソフトです。シンプルな機能と分かりやすい操作性が特徴で、特に個人事業主やフリーランスから絶大な支持を得ています。無料プランでも月10通まで請求書を作成できるのが嬉しいポイントです。
- 特徴: シンプルで直感的。無料でも十分使える機能性
- 料金: 無料プランあり/有料プランも安価
- こんな人におすすめ:
- とにかくコストを抑えたい個人事業主・フリーランス
- PC操作が苦手で、簡単なソフトを探している
- 弥生会計シリーズとの連携を考えている
請求書発行ソフトに関するよくある質問(Q&A)
Q1. 無料のソフトと有料のソフトの違いは何ですか?
A1. 主な違いは「機能制限」と「サポート体制」です。無料プランは、毎月の請求書作成枚数や登録できる品目数に上限がある場合が多いです。一方、有料プランではこれらの制限が緩和され、電話やチャットでのサポートが受けられるなど、ビジネスで安心して利用するための機能が充実しています。
Q2. 会計ソフトと連携するメリットは?
A2. 最大のメリットは「売掛金の管理と仕訳作業の自動化」です。請求書を作成した時点で、会計ソフト側に「売掛金」としてデータが自動で登録されます。入金があった際も消込作業が簡単になり、確定申告時の仕訳の手間が劇的に削減されます。
まとめ:最適な請求書発行ソフトで、本業に集中できる環境を手に入れよう
この記事では、請求書発行ソフトの選び方から、具体的なおすすめソフトまでを詳しく解説しました。
請求書発行ソフトの導入は、単なる経費削減や業務効率化に留まりません。これまで請求業務に費やしていた時間と手間を、事業を成長させるためのコア業務に再投資するための、最も確実な一歩です。
- 経理全体を自動化したいなら → freee請求書
- バックオフィスをまとめて管理したいなら → マネーフォワード クラウド請求書
- まずは無料で手軽に始めたいなら →Misoca
気になるソフトがあれば、まずは無料プランから試してみてはいかがでしょうか。 最適な一歩を踏み出し、あなたが本業に集中できる環境を手に入れることを応援しています。
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